ドレス代、見積もりを見てびっくり…なんで、こんなに高いの?
ウェディングドレスのレンタル代を見て、「思っていたより高い…」と感じたお二人。その気持ち、すごくよく分かります。
ウェディングドレスが高いのは、素材やブランドだけが理由ではありません。一着ごとに、丁寧な“手しごと”や手入れの手間がかかっているから。
決して、高いだけではないんです。
その“わけ”を知ると、不思議と、納得して選べるようになります。
この記事では、200組以上のドレス選びに寄り添ってきた元ドレスコーディネーターが、なぜ高いのか/相場/レンタルと購入どっち/体型別の選び方/賢く抑えるコツまで、現場の本音でお話しします。



“高い理由”が分かれば、ドレス選びは、もっと楽しくなりますよ。
この記事でわかること
- ウェディングドレスのレンタルが「なぜ高い」のか(5つのわけ)
- レンタルの相場・平均はいくら?50万でどこまで
- どこで借りると正解?提携 vs 外部 vs 持ち込み
- レンタル vs 購入|「買った方が安い」のはどんな人
- 体型・サイズ別の選び方/賢く抑えるコツ(小物で約10万)


この記事を書いた人
りん
元チーフウェディングプランナー/元ドレスコーディネーター。1日2組限定のハウスウェディング式場で200組以上を担当。式場の中立的な立場から、ブライダル情報を忖度なくお届けします。
運営者プロフィールを見る →
ウェディングドレスのレンタルは、なぜこんなに高いの?


まずは、いちばん気になる「なぜ高い?」から。理由は、ひとつではありません。
① 上質な素材・ブランド シルクなどの上質な生地や、有名ブランドのドレスは、それだけで価格が上がります。
② デザイン・一点物 トレーン(引き裾)が長いドレスは、一目で生地の量が多いと分かりますよね。凝ったデザインや、手作りの一点物も、お値段に表れます。
③ 丁寧な“手しごと” トレーンのビーズが取れたら、一つひとつ手で付け直す。内側のチュールが裂けたら、縫って直す。一着ごとに、たくさんの手が入っているんです。
④ いい状態で、維持する 何度も着回せないドレスもあり、クリーニングやメンテナンスに手間がかかります。色が黄ばまないよう、保管にも気を配ります。
⑤ 綺麗な状態で、お届けする 当日、いちばん美しい姿でドレープが出るように——“綺麗なまま運ぶ”のは、実はプロの技。自分ではなかなか難しいところなんです。
ただ高いんじゃなくて、それだけ手をかけてくれてるんだ…!



高いのには、ちゃんと“わけ”があるんです。
“高い=ぼったくり”ではなく、“高い=それだけ丁寧に扱われている”。そう分かるだけで、ぐっと納得して選べますよね。
ウェディングドレスのレンタル相場は、いくらくらい?


「なぜ高いか」が分かったところで、気になる相場も見ておきましょう。
| ドレスの種類 | レンタル料金の目安(1着) |
|---|---|
| 国内ブランド(多くの花嫁が選ぶ) | 約20〜35万円 |
| インポート・著名デザイナー | 約30〜40万円以上 |
| 低価格帯 | 約10〜20万円(10万円未満も) |
(各ドレスショップ・式場、ゼクシィ・ホテル椿山荘東京等の公開データより/2026年6月時点・式場や地域で変わります)
いちばん選ばれているのは、1着20万〜30万円ほどの国内ブランド。首都圏は、全国平均より1〜2割ほど高めの傾向です。
ふだんのお洋服とは、やっぱり桁が違うんだ…
「50万円」あれば、どこまでできる?
「ドレスに50万円」と聞くと、高く感じますよね。
でも実は——白いウェディングドレスに加えて、お色直しのカラードレス、小物までそろえると、50万円は“そんなに余裕のある額ではない”のが現実です。
ゼクシィ結婚トレンド調査2024(2024年10月)でも、新婦の衣装代の合計は平均で約50万円。
ドレス1着だけでなく、“衣装ぜんぶで”いくらかを見ておくと、予算が立てやすくなります。



ドレス単体じゃなく、トータルで考えておく。それだけで、安心して選べますよ。
どこで借りるのが正解?提携ショップ vs 外部 vs 持ち込み


ここが、いちばん誤解されやすいところです。
「式場のドレスは高いから、外部ショップで借りた方がお得」——よく、そう言われます。
でも、現場にいた本音は、少し違います。
結局いちばんお得になりやすいのは、“式場の提携ショップ”なんです。
提携ショップなら、持ち込み料がかからないうえ、プランに含まれていることも多いから。外部で安く借りても、持ち込み料が乗ると、トータルでは変わらない——なんてこともよくあります。



“どこが安いか”より、まず“着たいドレスがあるか”なんです。
いちばん大事なのは「着たい雰囲気のドレスが、提携先にあるか」
ドレスは「安いから」より、「自分が着たい雰囲気のドレスがあるか」で決まります。
だからこそ、フェアで実物を見るのが大事。写真やパンフレット、展示を見るだけでも、印象はぜんぜん違います。
\ まずは実物のドレスを見に行く /
着たいドレスが、提携先になかったら?
「どうしてもこれ!」が外部ショップにあるなら、持ち込みになります。
常時置いていなくても、ショップによっては取り寄せてレンタルできることも。まずは相談を。
その場合、持ち込み料を払ってでも持ち込むのもアリ。自分のイメージがあるなら、納得の上でなら、それでいいんです。
安いドレスを“自分で持ち込む”ときの注意
ネットなどで安く借りて持ち込むのも、もちろんアリ。
でも、ひとつだけ。ドレスは、美しい状態を保って運ぶのが、実はとても難しいもの。プロの手が入らないと、当日シワが気になる…なんてこと経験上ありました。
ドレスのシワは、業務用のスチームアイロンで全体に当てるとふわっとキレイに仕上がります。
安さだけで決めると、当日後悔しちゃうこともあるんだ…
購入後の保管や当日の搬入について思わぬところで負担になることもあり、自己管理できる人向けです。
レンタル vs 購入、結局どっち?「買った方が安い」人もいる


「買った方が安いんじゃ?」——一度は、思いますよね。
実はデータで見ると、レンタルと購入の平均額は、意外と近いんです。(結婚スタイルマガジン トレンド調査2025によると、レンタル平均30.4万円・購入平均31.0万円)
選び方は、「何回、着るか」で考えると、すっきりします。
「買った方が安い」のは、こんな人
何度もレンタルするくらいなら、リーズナブルなドレスを1着買う方が、トータルで安くなることも。
特に海外挙式やフォトは、購入なら自由に使えるのが強み。レンタルのような「期間・回数・搬入」の縛りがありません。



“一度きり”ならレンタル、“何度も着る・撮る”なら購入も。
シーンで選べば、迷いませんね。
でも、購入の“その後”も考えて
買ったあとのことも、少しだけ。ドレスは、保管も処分も意外と大変。クローゼットで場所を取り、時間が経つと黄ばんでくることも。レンタルにあった“プロのお手入れ”も、自分ですることになります。
体型・サイズ別の選び方|低身長・大きいサイズも安心


「自分の体型に、似合うドレスがあるかな…」——そう不安に思う方も、多いかもしれません。でも、大丈夫です。
レンタルは、低身長さんも、大きいサイズも、思っているより種類が豊富。
サイズが大きめになると種類は少し限られますが、「着たときに綺麗に見えるドレス」が、ちゃんと大きめサイズにも展開されていることが多いんです。作り手が、しっかり考えてくれています。
だから、その中から選ぶのは、むしろ安心。値段やサイズの不安より、「着心地」と「納得感」で選んでくださいね。



サイズで諦めないで。あなたが綺麗に見える一着は、ちゃんとあります。
選択肢が少ないかも…って不安だったけど、安心した!
\ あなたに似合う一着を、試着で見つけに /
高いドレス代を、賢く抑えるコツ


ドレス本体は、「着たいもの」が最優先。だから、本体を値引きで…は、現実的ではありません。
でも、抑えどころは、ちゃんとあります。それが——小物と下着。
ドレスに付随するこれらは、意外と積み重なります。
逆に言えば、ここを見直すだけで、3〜5万円は変わります。
ボディファンデーションは、ブライダル用だとしっかり作られている分、お値段もそれなり。アクセサリーは、自分や親御さんが持っているものを使うと、万単位で変わります。
抑えどころは、新婦だけじゃありません。新郎のチーフ・サスペンダー・カフス・シャツも同じ。お二人の小物で考えれば、トータルで約10万円カットできることも。



ドレスは妥協しない。そのぶん、小物で賢く。これがいちばん、後悔しない抑え方です。
コストダウンの方法は、詳しく別記事でご紹介しています。ご参考にどうぞ。


“理由”が分かれば、ドレス選びはもっと楽しくなる


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。最後に、いちばん伝えたいことを。
ウェディングドレスが高いのには、ちゃんと“わけ”があります。
一着ごとの丁寧な手しごと、手入れ、そして「あなたを綺麗に見せたい」という準備の積み重ね。それが分かると、「高い」が「納得」に変わります。
後悔しないための、最後のひとつ
ドレスは、最初の見積もりが“最低ランク”で組まれていることが多いもの。
だから、フェアや相談のときに「リアルな見積もりを作ってほしい」とお願いするのがおすすめ。
あとから増えても「知っていたから、納得」——後悔には、なりません。会場の方も、悪気なく説明が足りないことがあるだけ。遠慮せず、やさしく聞いてみてくださいね。



ここまで読んだお二人なら、もう大丈夫。
あとは、“これだ”と心が動く一着に出会うだけ。その日がきっと、準備でいちばん幸せな瞬間になりますよ。
あわせて読みたい
当日のヘアメイクの相場やリハーサルのことは、こちらでくわしく。


お気に入りのドレスを”持ち込みたい”方は、料金や注意点をこちらで。


和装(白無垢・色打掛)も気になる方は、こちらもどうぞ。


結婚式の費用が「何にいくらかかるか」の全体像は、こちらでまるごと解説しています。


「見積もりが最初より上がっていく」仕組みを、+100万円のカラクリから知りたい方はこちら。





一緒に、後悔しない準備を進めていきましょう。
わからないことだらけで当然です。私も現場で、たくさんの花嫁さんの「知らなかった」を見てきました。
このブログが、その「知らなかった」を少しでも減らせたら嬉しいです。
