親族だけって、気まずくないのかな…
「盛り上がらないかも」「地味で寂しいかも」——そんな心配から、家族婚に一歩ふみ出せずにいませんか。
家族婚は、気まずくも地味にもなりません。
いくつかのコツを押さえるだけで、むしろ”いちばん近くて、あたたかい一日”になります。
私は元チーフプランナーとして200組以上に寄り添い——そして自身も、ホテルで家族婚を選びました。だからこそ、現場とわが身で感じた本音でお話しします。



むしろ少し工夫するだけで、みんなでゆったり楽しめるので個人的には、おすすめです。
この記事では、席次・進行・人数差・友達のこと・地味にしない工夫まで、後悔しないコツを、データと実体験でお伝えします。読み終わるころには、きっと「これなら大丈夫」と思えているはずです。
この記事でわかること
- 「気まずい」と感じてしまう”正体”と、その消し方
- 親族だけでも空気がほぐれる、席次と進行のコツ
- 両家の人数差が気にならなくなる”並べ方”
- 友達を呼ばない後悔を防ぐ方法(別日パーティという答え)
- 地味・寂しくしない、お金のかけどころ


この記事を書いた人
りん
元チーフウェディングプランナー/元ドレスコーディネーター。1日2組限定のハウスウェディング式場で200組以上を担当。現場を知る立場から、忖度なくお届けします。
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親族だけだと「気まずい」って本当?まず知ってほしいこと


「親族のみ=気まずそう」というイメージ、よく聞きます。でも、そのほとんどは”前もって”防げます。
結婚式に招くゲストは、全国平均で57.2人(リクルートブライダル総研「結婚マーケット調査2025」によると)。いっぽう家族婚は、親族を中心に20〜30人ほどが目安です。
たしかに平均より小ぢんまり——でも、それは”少数派”というだけのこと。
しかも近年は、家族婚や少人数の食事会といった新しいスタイルを選ぶおふたりが増えています(マイナビ「結婚・結婚式実態調査2025」によると)。「親族だけなんて変かな」と気にする必要は、もうありません。
そのうえで——「気まずさ」の正体は、大きく3つです。
- 両家がほぼ初めまして。だからお互い、つい遠慮しがち。
- 年齢の幅が広い(祖父母からいとこ、子どもまで)。共通の話題が見つけにくい。
- 人数が少なく、沈黙や”間”が目立つ。大人数なら気にならないことが、ふっと気になる。
まさに、その”間”が心配で…



席次をしっかり作ることで緩和されますよ。
では、席次の決め方についてお話ししていきますね。
気まずくしない「席次」の3つのコツ


気まずさを消す、最大のカギ。それは席次です。私が現場でいちばん大事にしていたのは、次の3つでした。
コツ① 両家の人数は、できれば近づける(でも、無理はしない)
新郎側だけ大人数で、新婦側はぽつん……だと、やはり目立ちます。実際、招待ゲストの比率は「両家とも同程度」が41.3%といちばんの多数派です(ゼクシィ結婚トレンド調査2024によると)。
ただ、兄弟やいとこの人数は家ごとに違って当たり前。“ぴったり”揃える必要はありません。プランナーの岡崎桂さんも「無理に調整しないのが今どきの考え方」と話しています(同調査の解説記事より)。できる範囲で近づけて、あとは次のコツでカバーすれば大丈夫です。
コツ② 「話しやすい人」を隣どうしに
両家をブロックで分けたうえで、そのなかで”気心の知れた人同士”を隣に。話しやすい人がそばにいるだけで、最初のこわばりは、すっとほどけます。
コツ③ テーブルは「長卓」で、分けても”ひとつ”に
両家を分けても、同じ一本の長いテーブルに着けば、自然とひとつの輪に。長卓は、どの席からも主役のおふたりが見えるのも魅力です(ウエディングパークによると)。少人数なら、全員の顔が見渡せる円卓やオーバル型も人気です。



席をちょっと工夫するだけ。それで、空気がふっと和みます
「盛り上がらない」は、進行を”引き算”すれば消える


「親族のみ=盛り上がらない」と言われがち。でも原因ははっきりしています。大人数の披露宴を、そのまま小さくコピーしようとするからです。
家族婚の進行は、大きな披露宴と同じにしないのが基本。中心に置くのは、たった3つで十分です。
距離が近いからこそ、ひとつひとつの言葉がまっすぐ届きます。盛大な演出よりも、この”近さ”こそが、家族婚いちばんのごちそうです。
演出、いろいろ用意しなきゃと思ってました



頑張りすぎなくて大丈夫。力を抜くほど、少人数にはピッタリなんです。
両家の人数差があっても、気まずくならない”並べ方”


人数差は、減らそうとしなくて大丈夫。大事なのは数を揃えることより、“並べ方”です。
差は、見せ方ひとつで気にならなくなります。
そして、いちばん効くのが“事前のひと言”。「うちは親族が少なめで」と前もって伝えておくだけで、当日の小さな引っかかりは消えます。
知らされていれば、誰も気にしないものです。



人数差、気になりますよね。でも並べ方ひとつで、すっと消えますよ
でも並べ方ひとつで、すっと消えるので、ご参考にどうぞ。またこの限りではありませんので、おふたりのイメージに合った席次を作ってみてくださいね。
友達は「呼ばない」じゃなく、「別の日に会う」


家族婚でいちばん多い後悔。それは「友達を呼べばよかった」です。
でも答えは、思っているよりシンプル。呼ばないのではなく、”別の日”にちゃんと会えばいいんです。
まず、誰を招くかの線引き。基準は両家の人数をそろえること。「いとこは、どこまで?」と迷ったら、両家で話して合わせられるのが理想です(正直、これがいちばん難しいのですが)。
そして友達のこと。「水くさい」と思われないかな、と心配になりますよね。
でも、無理に一日へ詰め込まなくて大丈夫です。
別の日なら、気兼ねなく呼べる!



ぜんぶ一日に詰め込まなくて、いいんですよ。
地味・寂しくしないコツは、”メリハリ”


「お金をかけないと地味になる」——そう思われがちですが、違います。大事なのは、かけるところと、抜くところを分けること。少人数だからこそ、メリハリが効きます。
少人数は、一人ひとりに目が届くぶん、”全部そこそこ”より“大事なところに、ぎゅっと”のほうが、心に残ります。



生花と乾杯だけで、ぐっと素敵に。
頑張りすぎなくて、大丈夫です。
元プランナーの私が、自分の式に「家族婚」を選んだ理由


数えきれないほどの結婚式に立ち会ってきた私が、自分の式に選んだのは——家族婚でした。
現場で、ずっと見てきたんです。大きな披露宴では、新郎新婦がテーブルをまわって挨拶して歩くだけで、もう時間がない。
ゲストとゆっくり話す間もないまま、お開きになってしまう——そんな一日を、何度も。
だから私は、「座って、ゲストと一緒に話せる、ゆったりした時間」をいちばん大事にしたかった。家族婚は、それが叶う形でした。いつものままの自然体でいられて、私たちふたりも、最高にくつろげた一日に。
そして——いまも、いちばん心に残っているのは、祖父と祖母が来てくれたこと。子どもの頃から大好きだったおばあちゃんが、私の花嫁姿を見てくれた。あの時間は、忘れられない、宝物のような思い出です。
もし今、「家族婚にしたいけれど不安」と迷っているなら。コツさえ押さえれば、家族婚は、いちばんあたたかい選択になります。



もてなすより、一緒に過ごす。それがいちばん、幸せな瞬間かもしれません。
家族婚は、”ふたりらしさ”がいちばん伝わる選択


家族婚で大切なのは、たったこれだけです。
「気まずい」「地味」「後悔」——心配していたことは、ぜんぶ、ちょっとした工夫で越えられます。大人数に合わせるのではなく、おふたりの”ちょうどいい”を選んでいいんです。
最後に、現実的なお話を少しだけ。「親族のみだと、結局いくらかかるの?」が気になる方へ。人数別の費用相場とご祝儀のことは、こちらの記事でくわしくまとめています。


そして、自己負担をできるだけ抑えたいなら、はじめから費用を抑えた少人数プランを選ぶ方法も。こんなサービスも、のぞいてみてください。
あなたの一日が、近くて、あたたかい、忘れられない時間になりますように。



一緒に、後悔しない準備を進めていきましょう。
わからないことだらけで当然です。私も現場で、たくさんの花嫁さんの「知らなかった」を見てきました。
このブログが、その「知らなかった」を少しでも減らせたら嬉しいです。
