ハウスウェディングって、よく聞くけど…普通の式場と何が違うの?
おしゃれな一軒家での結婚式、憧れますよね。でも「ホテルと何が違うの?」「うちらに合うのかな」と、よくわからないままの方も多いはず。
ひとことで言うと、ハウスウェディングは一軒家をまるごと貸し切って、空間ぜんぶを”二人のカラー”に染められる結婚式です。
私は、1日2組限定のハウスウェディング式場で、200組以上のおふたりを担当してきました。中で働いていたからこそ言える魅力も、正直な注意点も、ぜんぶお話しします。



同じ会場なのに、おふたりごとに全然違う式になる。それがハウスウェディングの面白さです。
この記事でわかること
- ハウスウェディングとは(1日2組の現場の裏側)
- ホテルウェディングとの違い【比較表】
- 貸切だからできること(現場で見た実例)
- 正直な注意点と対策/雨の日はどうなる?
- 費用の目安と、向いているふたり


この記事を書いた人
りん
元チーフウェディングプランナー/元ドレスコーディネーター。1日2組限定のハウスウェディング式場で200組以上を担当。現場を知る立場から、忖度なくお届けします。
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ハウスウェディングとは?


ハウスウェディングとは、主に庭付きの一軒家(邸宅)をまるごと貸し切って行う結婚式のこと。「ゲストハウスウェディング」とも呼ばれます。
ガーデンやプールがついた洋館で、まるで自分の家にゲストを招くように過ごせるのが特徴です。
中の人だけが知ってる、「1日2組」の世界
私がいた式場は、1日2組限定(午前と午後に1組ずつ)でした。
おふたりの時間中、会場はまるごと貸切。スタッフは、細かいタイムスケジュールを全員で共有して、インカム(無線)でプランナーの指示を受けながら、チーム全体がその日のおふたりのためだけに動きます。
そして、全員がおふたりのため(おふたりのゲストのため)に動くからこそ——スタッフ全員に、「おふたりがどんな結婚式にしたいか」が共有されているんです。
「ガーデンでサプライズをしたい」「アットホームに過ごしたい」。その想いをチームみんなが分かったうえで、当日を迎えます。
スタッフさん全員が、私たちのしたい式を分かってくれてるんだ…!
この「会場もスタッフも、まるごと二人のもの」という感覚こそ、ハウスウェディングのいちばんの贅沢なんです。
ホテルウェディングとの違いは?【比較表】


「ハウスとホテル、どっちがいいんだろう」——よく聞かれる質問です。
どちらも現場を知る立場から言うと、優劣ではなく、”スタイルの違い”。まずは表で見てみましょう。
| ハウスウェディング | ホテルウェディング | |
|---|---|---|
| 貸切感 | 一軒家まるごと貸切 | 貸切ではない(同日に複数組も) |
| 演出・使える場所 | ガーデンも入口も自由度が高い | 限りがあることも |
| スタッフ | その日の二人のためにチームが動く | ホテル全体のサービスを担う |
| 宿泊 | 基本なし | そのまま宿泊OK=遠方ゲスト安心 |
| 式の前後 | — | 前後もゆったり過ごせる |
ハウスの強みは、”近さ”
ハウスウェディングは、1日2組の貸切だったり、1日組数限定。
スタッフ全員がおふたりの式を共有して、その日のために動きます。この距離の近さ・温度感は、ハウスならではです。
ホテルの強みは、”安心の総合力”
いっぽうホテルは、結婚式の前後も含めてゲストをもてなせるのが強み。そのまま宿泊できるので、遠方のゲストが多いおふたりには心強いですよね。
スタッフはホテル全体のサービスを担うスタイルなので、ハウスほどの近い温度感ではないことも。ただ——ホテルのホスピタリティは素晴らしく、ゲストを安心して任せられます。
ちなみに、私はホテルを選びました
実は——ハウスウェディングの現場で働いていた私自身は、自分の結婚式にホテルを選びました。
ふたりの好きなホテルがあって、そこのお食事と佇まいが好きだったから。家族にもゆったりその空間を一緒に楽しんでほしかったからなんです。
それと、これは私の場合ですが——現場で毎日たくさんの素敵な式を間近で見てきて、見ているだけで満足していた部分も正直あったと思います。



“自分たちの好き”と”ゲストへの想い”で選べば、それが正解。
ちなみに、ハウスウェディング=豪華な式ばかり、ではありませんので、ご安心を。
お食事会だけでハウスを貸し切る方もいました。盛大にも、シンプルにも——過ごし方を選べるのも、貸切の良さなんです。
貸切だからできること——現場で見た実例


「貸切って、実際なにができるの?」
ここは、現場で見てきた実例でお答えしますね。
空間を、まるごと”二人らしく”
ハウスウェディングは、披露宴会場の中だけじゃありません。エントランスもロビーもガーデンも、ぜんぶおふたりの空間です。
現場で見た実例をほんの一部だけご紹介しますね。
入口から”ふたりの世界”が始まってるんだ…!
ゲストとの距離感も、ふたり次第
貸切のいいところは、派手な演出だけじゃありません。ゲストとの距離感を、ふたりが望むかたちに調整できること。
ワイワイ近い距離で過ごすのも、ゆったり落ち着いた時間にするのも、自由です。
飾らなくても、ちゃんと素敵
「そんなに作り込むのは大変そう…」という方も、大丈夫。
ハウスの会場は、もともとラグジュアリーに設えられているので、何も飾らなくても寂しくならないんです。スッキリと上品で、それはそれで素晴らしい。



作り込みたい二人も、おまかせしたい二人も、どちらも素敵に叶いますよ。
正直な注意点——でも、対策があります


魅力ばかりじゃなく、現場にいたからこそ言える正直な注意点も。どれも、事前に知っていれば対策できることばかりです。
① 日取りの枠が、少なめ
1日2組(会場によっては1組)だから、予約できる日にちが限られます。人気の日取りは埋まりやすい。
→ 気になる会場があるなら、ゆとりを持ってフェアや見学に動くのがおすすめです。
② 少人数すぎると、広く感じることも
広い一軒家だからこそ、人数が少なすぎると、ガランとして感じることがあります。
→ 人数と会場の広さのバランスを、見学で見極めて。少人数向けに小さめの部屋を用意してくれる会場なら、安心です。
③ 年配ゲストへの配慮
一軒家ゆえに、エレベーターがない会場や、通路が狭い場合があります。おばあさまや車椅子のゲストがいるなら、ここはしっかり確認を。
→ ただ、事前に相談すれば、スタッフがサポートできる会場がほとんど。心配な点は、見学で遠慮なく聞いてくださいね。
④ 「盛りすぎて金額アップ」があるある
演出の自由度が高いぶん——あれもこれもと、ついつい盛りすぎて費用がふくらむのが、ハウスのあるあるです。
→ ぜんぶやろうとせず、「ふたりが本当にやりたいこと」を厳選するのが、満足度もコスパも一番。
見積もりが上がる仕組みは、こちらでくわしく。





注意点は、ぜんぶ”事前の確認と相談”で越えられます。
雨の日、実際どうなるの?


ガーデンのある会場で、いちばん心配なのが天気ですよね。
正直に言います。天候に左右されやすい会場では、「思い通りにならないこともある」と、心のどこかに置いておくことが大事です。
でも——現場では、雨の日をただ諦めたりしません。
現場の雨対応、こうしていました
雨のプランを、晴れプランとは別軸で、最初から準備しておくんです。
当日雨なら、ロビーや廊下を使って、演出や展示をできる限り実施。貸切だから、館内をまるごと使って挽回できます。
そして、タイミングの工夫も。
もちろん、どうしてもの場合は叶わないこともあります。それでも、現場は最善を尽くします。
雨でも、結婚式は台無しにならない
当日雨で、がっかりする気持ちはわかります。
でも、200組を見てきて断言できます。雨だから結婚式が台無し——なんてことは、全くありません。



“雨もお祝いしてくれてる”。そう思える一日にできるかは、現場の腕の見せどころでした。
会場選びのとき、「雨の日はどう対応していますか?」と聞いてみてください。その答え方に、その会場の力量が出ますよ。
費用は?どんなふたりに向いてる?


費用の目安
ハウスウェディングの費用は、ゲスト50人ほどで300万円前後からが目安とされることが多いです。
結婚マーケット調査2025によると、結婚式(挙式・披露宴)の総額平均は約298.6万円(2026年1月公表)——ハウスは貸切のぶん、平均と同水準か、やや高めになりやすいのが現場の実感です。
ただ、思い出してください。上がる一番の理由は「盛りすぎ」。やりたいことを厳選すれば、ちゃんとコントロールできます。
こんなふたりに向いています
逆に、遠方ゲストが多いなら宿泊できるホテルも素敵。「自分たちの好き」で選べば、どちらも正解です。
まずは、実物を見てみて
ハウスウェディングの魅力は、写真より実物です。エントランスからガーデンまで、歩いてみると「ここで迎えたい」がきっと見えてきます。
\ ハウスウェディングの実物を見に行く /
見学では、今日お話しした「広さと人数のバランス」「年配ゲストのサポート」「雨の日の対応」を、ぜひ聞いてみてくださいね。
会場もスタッフも、まるごとふたりのもの——その一日は、何にも代えがたい時間になります。



ハウスの式は、200組見ても、ほんとうに一組ずつ違いました。
おふたりらしい一日に、なりますように。
あわせて読みたい
あわせて、こちらの記事もどうぞ。


雨の日の対応や言い伝えは、こちらでくわしくお話ししています。


式場見学で気をつけることは、こちらでくわしく。





一緒に、後悔しない準備を進めていきましょう。
わからないことだらけで当然です。私も現場で、たくさんの花嫁さんの「知らなかった」を見てきました。
このブログが、その「知らなかった」を少しでも減らせたら嬉しいです。



