フェアは行ってみたい。でも、「しつこく営業されて、その場で契約させられたらどうしよう」「断るのも気まずい」——そう思うと、予約のボタンを押す手が止まりますよね。
断れる気がしない。。。
断り方は、むずかしくありません。
「他も見てから決めたいので。」
この一言で、角を立てずに帰れます。式場側も、毎日のように耳にしている理由だからです。
私は、花嫁としてフェアに参加した経験はありません。
でも、フェアにいらしたおふたりを、式場側で何百組もお迎えしてきました。だから、どう言えばスムーズにフェア参加を終了できるかも、想像できます。



言葉をひとつ知っておくだけで、ぐっと楽になります。
その場で使える言葉、帰ったあとの電話やメールの断り方(コピペできる文例つき)、最初から押されにくくするコツまで。気まずくならない断り方を、現場の本音でお話しします。
この記事でわかること
- その場で角を立てずに断れる5つの言葉
- しつこく食い下がられたときの、かわし方
- フェア後の電話・メールの断り方(コピペ文例つき)
- 仮予約をするとき・しないときの判断
- 最初から押されにくくする予防のコツ


この記事を書いた人
りん
元チーフウェディングプランナー/元ドレスコーディネーター。1日2組限定のハウスウェディング式場で200組以上を担当。現場を知る立場から、忖度なくお届けします。
運営者プロフィールを見る →
角を立てずに断れる5つの言葉


その場で「まだ決めきれない」と感じたら、次のうち、自分に当てはまる1つを伝えれば大丈夫です。
- 「他の式場も見てから、決めたいんです」
- 「親にも相談してから、決めたくて」
- 「この先の仕事の予定がまだ読めなくて、日取りを決めきれないんです」
- 「見積もりを持ち帰って、予算と合うかゆっくり考えたいので」
- 「正直、まだ具体的に決まっていないことが多くて。もう少し考えてからにしたいです」
この5つは、私が式場にいたころ、毎日のように耳にしていた言葉。
上記理由は断られる理由としてメジャーなので、むしろ式場側は、営業対策として、トークを磨く練習をしているほど。
二人の意思で今ここで決められないと、伝えることが大事です。
プランナーさんも、「それなら仕方ないですね」と引いてくれることがほとんどです。無理に押し返せる理由ではないと、お互いに分かっているからです。
全部、言い訳っぽくならないかな。。。



ぜんぶ”本当の理由”ですよね。だから、堂々と言って大丈夫ですよ。
迷ったら「他の式場も見てから決めたい」か「まだ具体的に決まっていなくて」が、いちばん自然でおすすめです。
大事なのは、全部を覚えることではありません。
自分に合う1つだけ、覚えておくこと。それだけで、その場の空気にのまれにくくなります。
その場でもう一押しされたときの伝え方


フレーズを伝えても、「今日だけの特典があって……」と、もう一押しされることがあります。
そんなときのコツは、ひとつだけ。理由を変えずに、にこやかに繰り返すことです。
新しい理由を足すと、「それなら解決できますよ」と切り返す隙ができてしまいます。でも、同じ理由をくり返すと、プランナーさんも「これは今日は決まらないな」と分かって、引いてくれます。
何回も言われたら、断れる自信がなくて。。。



上手に断れなくても、大丈夫ですよ。
もうひとつ大事なのが、「持ち帰って、必ず連絡しますね」と”次の約束”を添えて切ること。だまって帰ろうとすると引き止められますが、約束を残すと、相手も追いかけにくくなります。
私のおすすめは、「いったん持ち帰りますね」と言いながら、そっと荷物をまとめ始めること。
言葉だけでなく、その空気でも”今日はここまで”が伝わります。
「仮予約」をすすめられたら
その場で「仮予約だけでも」と言われることもあります。
仮予約そのものは、気軽に使って大丈夫です。気になる日をキープできる、便利な仕組みですから。
ただし、ひとつだけ。決める気持ちがないのに、なんとなくで仮予約をするのは避けたいところです。理由は2つあります。
- その日を本気でおさえたい方が、予約を取れなくなってしまうから。
- 仮予約をすると、式場から「いかがですか?」と回答をうながす連絡(電話・メール)が来やすいから。これが、思いのほか負担になります。
もし、そういった連絡を負担に感じそうなら——連絡先を新郎の携帯にしておくのも、ひとつの手です。やりとりを彼におまかせすれば、気持ちがぐっとラクになります。
そこは、まかせて。
そして仮予約をしたら、期限までに一度はご連絡を。次に検討される方のための、ちょっとしたマナーです。
ここまでの言葉を知っていれば、フェアはもう、こわい場所ではありません。気になる会場があるなら、安心して一歩踏み出してみてください。
\ 断り方を知れば、もう怖くない /
フェア後の断り方|そのまま使えるメール例文


フェアが終わってから、お礼や確認の連絡が来ることがあります。
そんなときは、メール1通で区切りをつければ大丈夫です。電話で話す必要はありません。
電話だと、その場でまた流されそうで。。。



メールなら、落ち着いて書けますよ。
それに、やりとりの記録も残るので、あとから見返せて安心です。
大事なのは、無視して逃げないこと。一度きちんとお断りすれば、それ以上の連絡は、ふつう来なくなります。
逆に、留守電だけで直接お話しできていないと、「まだ連絡がつかない」と思われて、何度もお電話が来てしまうことも。だからこそ、こちらから一度メールを送るのが、いちばんスムーズです。
私のおすすめは、断りの中にもお礼をひとこと添えること。それだけで、お互い気持ちよく終われます。
では、シーン別に、そのままコピペで使えるメール文例をご用意しました。〔お名前〕や日付だけ、ご自分のものに置きかえてお使いくださいね。
① 仮予約なし|もう見送ると決めたとき
〇〇様
先日は、素敵なフェアにご案内いただきありがとうございました。
ゆっくり検討した結果、今回はほかの会場も含めて、もう少し考えてみることにいたしました。
ご親切にご対応いただいたのに、申し訳ございません。
ありがとうございました。
〔お名前〕
② 仮予約あり|お礼を添えて断るとき
〇〇様
先日はありがとうございました。
〇月〇日で仮予約をお願いしておりましたが、検討の結果、今回は見送らせていただくことにいたしました。
直前のご連絡となり、申し訳ございません。
ありがとうございました。
〔お名前〕
③ まだ迷うけど、連絡は止めたいとき(先手メール)
〇〇様
先日はありがとうございました。
持ち帰って二人で相談しましたが、今回はもう少し時間をかけて決めたいと思っています。
こちらから改めてご連絡しますので、お電話はどうぞお気づかいなく。
ありがとうございました。
〔お名前〕
④ 何度も連絡が来るとき|きっぱり、でも感じよく
〇〇様
何度かご連絡いただき、ありがとうございます。
申し訳ありませんが、今回は契約を見送らせていただくことに決めました。
これ以上のご案内は不要ですので、どうぞお気づかいなくお願いいたします。
これまで、ありがとうございました。
〔お名前〕
これなら、そのまま送れそう!
どれも、相手を責める言葉は使っていません。「ありがとう」と「今回は見送ります」を、ていねいに伝えるだけ。それで十分です。
そもそも押されないための、来館前のひと言


いちばんラクなのは、断る場面を作らないこと。フェアに行く前に、”先手”を打っておきます。
予約のときや、当日の受付・アンケートで、こう伝えておくだけです。
- 「今日は、いくつか見ている中の一つなんです」
- 「今日は見るだけで、決めるつもりはなくて」
たったこれだけで、式場側も”その場で決めてもらう前提”の進め方をしません。お互い気持ちよく、ゆっくり見学できます。
最初に言っちゃって、感じ悪くないかな。。。



むしろ、先に言うほうがお互いラクなんですよ。
私のおすすめは、予約サイトの備考欄やアンケートに、さらっと書いておくこと。口で言うより、ずっと気がラクです。
連絡先を新郎の携帯にしておく設定も、予約のときに一緒に済ませておくとラクです。
先に一枚”予防線”を引いておけば、当日は身がまえずに、見て・感じることに集中できますよ。
しつこい営業の、ほんとうの理由


熱心に営業されると、「断る私が悪いのかな」と感じてしまうことがあります。でも、それは違います。
式場のプランナーさんの多くは、営業の目標を持っています。成約が評価につながるお仕事なので、1組でも、その日に決めてほしい。私が見てきた現場でも、あの熱心さの裏にはそういう事情がありました。



“しつこい”のではなく、式場にとっては”本気”なんですよ。
仕組みが分かれば、もう罪悪感はいりません。おふたりのペースで選んでくださいね。
「フェアが怖い」という気持ちがもっと軽くなる考え方は、別の記事でくわしくお話ししています。あわせてどうぞ。


即決を迫られて迷ったときの考え方


「今日決めないと、この特典はなくなりますよ」——そう言われて迷うときも、あわてなくて大丈夫です。



即決そのものは、悪いことではありません。
心から気に入った会場なら、その日に決めるのも、すてきな選択ではありませんか。
ただ、少しでも迷っているなら、その迷いは「まだ確かめたいことがある」というサイン。不安を抱えたまま決めなくて、いいんです。
契約の前に確認しておきたいことを知っておくと、即決でも、見送りでも、納得して選べます。その”確認リスト”は、別の記事にまとめています。よろしかったらぜひ参考にしてくださいね。


フェア選びが不安な方へ
どの会場のフェアに行けばいいか分からない…そんなときは、プロに相談しながら選ぶと、ぐっとラクになります。
はじめの一歩はなかなか自分から踏み出せないことも。
お二人で一緒のスタート感で始めるのにもおすすめなのは、無料サポートを大いに活用しちゃいましょう。
ハナユメは、希望や予算を伝えると、条件に合う式場のフェアを提案・予約までサポートしてくれる無料サービス。”今日決めなきゃ”のプレッシャーもなく、自分のペースで進められます。
\ 自分のペースで、フェアデビュー /
予約したからといって、決めなくて大丈夫なので、気負わずデート感覚で行ってみてくださいね。
怖がらず、自分のペースでフェアへ


フェアの断り方は、むずかしいテクニックではありません。知っておくだけで、ぐっと気がラクになります。
最後に、ここまでのポイントを整理します。
- その場:5つのうち、自分に合う1つを言えばOK(角は立ちません)
- 食い下がられたら:同じ理由をにこやかにくり返す+「持ち帰って連絡します」を添える
- フェアの後:メール1通で区切る(コピペ文例を使ってOK)
- 仮予約:気軽に使ってOK。ただし、決める気がないのに予約はしない
- 不安なら:来館前に「今日は見るだけ」と先手/連絡先は新郎の携帯に
断り方を知っていれば、もう「断れなかったらどうしよう」と身がまえる必要はありません。
気になる会場があるなら、まずは気軽に1件、見に行ってみてくださいね。



ちゃんと断れる。そう思えたら、フェアはもっと楽しめますよ。
式場見学そのもので失敗しないコツは、こちらの記事にまとめています。あわせてどうぞ。





一緒に、後悔しない準備を進めていきましょう。
わからないことだらけで当然です。私も現場で、たくさんの花嫁さんの「知らなかった」を見てきました。
このブログが、その「知らなかった」を少しでも減らせたら嬉しいです。





